突出しピンの穴修正

こんにちは。

本日は、ダイカスト金型へのレーザー溶接をご紹介します。

突出しピンの穴位置を変更したいとのご依頼です。
穴をずらす方向が決定している場合は、肉盛りが必要な部分のみ溶接させて
いただきますが、今回はどの方向に変更するか未定というお話でしたので、
一周ぐるっとレーザーで溶接しました。
お客様のご要望では、深さ15.0mmのリブからさらに深さ5.0mm、
壁面への肉盛り量は1.0mm必要とのことでした。
溶接が必要な一番深い部分に溶接棒を丸く曲げて壁面に沿うよう当てがって
溶接を始めますが、深さ5.0mmから始めると端の一番深部の肉盛り量が
1.0mmに満たない可能性があります。
そのため、深さ7.0mmから溶接をスタートし、お客様のご要望通り深さ5.0mmの部分に
確実に1.0mmの肉盛り量があるように溶接しました。

余裕のある肉盛り量が必要なのか、最小限ぎりぎりの肉盛り量に留めてほしいのか、
お客様の打ち合わせの中で見極めていきます。
これからも十分なヒアリングを重ね、お客様ごとに最適な溶接方法を
ご提案していきます。

溶接途中経過

溶接後

溶接後 アップ

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