2020.06.30
カテゴリ:スタッフブログ
鍛造金型へのレーザー溶接
こんにちは。
焼津市は朝から雨模様ですが、金属製品を扱う工場内は空調をフル稼働し、
少しでも湿度の影響のない環境で作業をおこなっています。
本日は、鍛造金型へのレーザー溶接例です。
SKD61の鍛造金型へ同素材の溶接棒を用いて内角への肉盛り溶接をおこなっています。
鍛造加工では、熱した金属を金型へ押し付けるため、繰り返し使用された金型に磨耗が生じます。
何度も磨耗による補修を繰り返すため、アルゴン溶接で対応することが一般的となっていました。
アルゴンで溶接された部分は硬くなり、その周りは焼きなまって柔らかくなるため、その硬度差によって溶接部分が割れてしまう等の問題がありました。
しかしレーザー溶接で補修することで焼きなまることなく、
金型が長持ちするため今まで繰り返してきた溶接補修の回数を
減少させることができます。
「今までアルゴン溶接でやってきたけど、レーザー溶接だとこんなメリットもあるんだね」
とお客様から驚きの声もいただいております。
ぜひ弊社のレーザー溶接をお試しください!
溶接前
鍛造金型 内角の溶接
鍛造金型 内角の溶接 下段