レーザー溶接 Q&A

日常のレーザーの作業の中でよくあるお問い合わせを、簡単にQ&Aにしてみました。

Question
金型設計変更の際に、リブの深さはどこまでレーザー溶接が届きますか?

Answer
間口の径と同じ深さまで溶接が可能です。摺動部等、より深く溶接をご希望の際は、現物確認させてください。


Question
金型入子について、窒化処理をしてありますが、レーザー溶接可能ですか?

Answer
大きな問題は、ありません。処理していないものに比べ、ピンホール、溶接境目が出やすくなります。


Question
金型入子について、メッキ処理をしてありますが、レーザー溶接可能ですか?

Answer
メッキ処理表面は硬度があります。レーザー溶接可能ですが、剥がれるリスクがあります。メッキ処理を剥離したのち、レーザー溶接することをお勧めします。


Question
金型固定型の鏡面部でレーザー溶接後、溶接部分だけ色目が変わることはありますか?

Answer
材料、肉盛り量にもよりますが、色目は変わることがあります。色目の違いは、硬度の違いです。適切な処理を施してより軽減することは可能です。


Question
母材と違う材料でレーザー溶接することは可能ですか?

Answer
可能です。目的別に、溶接棒を選定しております。


Question
レーザー溶接後、手仕上げすることは可能ですか?

Answer
可能です。0.1mm単位での溶接ができますので、仕上げ作業も大幅に削減されます。


Question
レーザー溶接棒の種類はどのくらいありますか?

Answer
各種金型鋼材、ステンレス、銅合金、アルミ合金、インコネル、ハステロイ等、特殊金属含めて所持しております。希少材料についても、お気軽にお問い合わせください。


アルゴン溶接 Q&A

昔からあるアルゴン溶接ですが、時代は進化しています。
新しいアルゴン溶接の世界を見てください。

Question
金型溶接の際に、予熱はしますか?

Answer
コンロを使用して、必ず予熱します。金型への熱影響を軽減させることと、より溶け込みをよくするために必ず予熱します。


Question
金型溶接の際に、溶接部近辺が割れることはありますか?

Answer
下地処理、後処理が十分にできていないと割れることがあります。そのためにも、予熱、後熱温度管理を徹底しています。


Question
アルゴンとレーザー溶接を併用することは可能ですか?

Answer
可能です。アルゴン溶接の周りをレーザー溶接することによって、溶接の境目を最小限に抑えることができます。


Question
アルミや銅は溶接可能ですか?

Answer
熱伝導率が高いため、肉盛り量が通常の鉄材より多くなりますが、溶接は可能です。硬さも鉄材より軟らかいため、加工もしやすいと思われます。


Question
溶接による変形はどのように起こりますか?

Answer
溶接した方向に、変形します。溶接した方向に、倒れが生じます。


Question
アルゴン溶接棒の種類はどのくらいありますか?

Answer
軟鋼材、金型材、銅、アルミ等所持しております。特殊金属についても、お気軽にお問い合わせください。