インサート金型へのレーザー溶接

こんにちは。

先日、インサート金型へのレーザー溶接のご依頼をいただきましたので、
ご紹介します。

冷却するために金型内に水を回す水路の補修依頼です。
金型が熱されたり冷却される度に膨張と収縮を繰り返すため、タップ部分が割れてしまい
水漏れが生じるとのことでした。
金型の母材はSTAVAXですが、時効処理が効き、硬さと粘り気を併せ持つ
MAS1の溶接棒を用いてレーザー溶接いたしました。
今まではアルゴン溶接で補修されることが多かったのですが、アルゴン溶接では
入熱温度が高く再度割れてしまうため、弊社でレーザー溶接しました。
弊社のレーザー溶接機は高出力のため、ハイスピードで、
かつ密着良く溶接することが可能です。

溶接手順としては、金型があらゆる方向に膨張、収縮することを考慮し、
1方向のみに溶接するのではなく、縦方向と横方向の溶接を繰り返し、縦横の伸びに
強くしています。

溶接棒の種類から溶接手順まで、何度も同様のご依頼をいただく中で
弊社が培ってきた技術と経験でお客様にご満足いただける仕上がりで
納品させていただきました。

水廻りの補修でお困りのお客様、ぜひ弊社にお問い合わせください!

溶接前

横方向の溶接

縦方向の溶接

溶接後

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