突出しピンの穴位置変更

こんにちは。

お客様からダイカスト金型へのレーザー溶接のご依頼をいただきましたので、
ご紹介します。

金型の突出しピンの穴の位置を誤って加工してしまったため、
0.5mmずらしたいとのことでお持ち込みされました。
深さはできるだけ深くまで溶接してほしいとのことでしたが、当日中に持ち帰りたい
とのことでしたので、限られた時間内でお客様のご要望に沿った溶接をおこないました。

穴の壁面の仕上がり0.5mmの溶接依頼のため通常ですと1.0mmの肉盛り量で
十分ですが、穴の上面が製品部であり、製品部への溶接の熱影響を最小限に抑えるため
肉盛り量を1.5mmとしました。
それにより製品部にかかる溶接が0.2mmほどに抑えることができます。
また、お時間をいただける案件であれば穴の径が12.0mmの場合深さ20.0mmまで
溶接可能です。
しかし今回は短納期を優先し、深さ5.0mmまでとさせていただきました。

金型の変更などで溶接のご依頼をいただく場合、多くは生産ラインの稼働が急務のため
短納期を求めらます。
弊社の強みの一つは、お客様のご要望に沿った短納期を実現できることです。
これからもその実現に向けて最適な溶接方法のご提案や技術の向上に邁進して
まいります!

溶接前

溶接後

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